Meat Free Monday(ミートフリーマンデー)の話。

おはようございます!PlantBasedCafe PEACH(https://twitter.com/cafepeach)です!

突然ですが、『Meat Free Monday(ミートフリーマンデー)』というのをご存じでしょうか。

週に1回だけ。

“お肉を食べるのをやめよう”という世界的なキャンペーンです。

その発起人は、Beatles(ビートルズ)のポール・マッカートニー氏です。

環境保護を目的とした活動です。

肉を食べないことがなぜ地球環境保護につながるのか。

あのポール・マッカートニー氏がなぜこんな活動を打ち出したのか。

今日はそんなお話をしていきます。

目次

MeatFreeMondey(ミートフリーマンデー)のきっかけ

きっかけは2006年に国連が発表したレポートの一文。

地球温暖化の原因となる温室効果ガスのうち18%は畜産業によるものである

参考:wikipedea

この事実を知ったポール・マッカートニー氏は、「何か行動を起こさなければならない」という衝動に駆られたそうです。

さらに国連が提案した「週に1日、肉を食べない日にする」が「MeatFreeMonday」の考えの元になりました。

もしそれを多くの人達がそれをやったら、温室効果を緩和できる。

このアイデアを話すと多くの賛同者が集まりました。

そして2009年にポール・マッカートニー氏と娘のメアリー&ステラ・マッカートニーさんらによって「MeatFreeMonday(肉を食べない月曜日)」が立ち上げられました。

Meat Free Monday

イギリスから始まったこのキャンペーンですが、世界各国に広がりました。

こちらは2015年にベジプロジェクト・ジャパンとアニマルライツセンター・ジャパンがポール・マッカートニー氏にインタビューした際の動画です。

ポール・マッカートニー氏自身がベジタリアンになったきっかけやMeatFreeMondayの活動を始めた理由について話しています。
※4分のショートバージョンですが、11分のロングバージョンのインタビュー動画もありますので下にリンクを貼っておきます。

同年(2009年)に日本でも日本ベジタリアン協会が「ミートフリーマンデージャパン」運動を発足。

その後、2015年にベジプロジェクト・ジャパンやアニマルライツセンター・ジャパンなどが加わり「ミートフリーマンデー・オールジャパン」に拡大。

ミートフリーマンデーオールジャパ...

なぜ肉を食べないことが温室効果の緩和になるのか


出典元:https://www.greenpeace.org/japan/nature/story/2019/11/09/10664/

2006年の国連の発表で「畜産業によって発生する温室効果ガス」が地球温暖化の原因になっていることがわかりました。

それにはいくつかの要因があります。

まずは畜産のために行われる、森林伐採が問題です。

地球の人口は年々増加傾向にあります。それと同時に肉を食べる需要も増えていっています。

その需要を満たすためには、畜産する家畜動物の数を増やさなくてはいけません。

畜産をするためには、広大な土地が必要になります。

多くの森林は家畜場をつくるために伐採されているのです。

参考:https://www.greenpeace.org/japan/nature/story/2019/11/09/10664/

現在、地球上には70億人。家畜はその10倍の700億頭。

次に牛の”げっぷ”と”おなら”によるメタンガスです。

牛のげっぷやおならには、大量のメタンガスが含まれています。牛1頭が発するメタンガスの量は、1日に160~320リットルに及びます。

さらにメタンガスは二酸化炭素の28倍の温室効果があるという研究結果もでています。

参考:https://wired.jp/2019/01/09/strange-war-against-cow-farts/

さらに家畜動物を育てる水や餌も問題です。

肉1kgを生産するのに、食糧の穀物が11kg必要になります。

また水の消費は2500~5000リットルです。※牛の飲み水と穀物を育てる水分を足した数値です。

家畜用の穀物を栽培するためにも、森林が伐採されています。

実は畜産はとてもエネルギー効率の悪い産業なのです。

そして生産された肉の輸送によっても排気ガスが発生します。

2006年に発表された国連のレポートにある「温室効果ガスの18%の要因」はこれらを合計したものです。

参考:https://www.netflix.com/jp/title/80033772

魚はどうなの?


ちなみに魚はどうなのか?

魚も地球温暖化に関係があるの?

実は、関係あります。

僕も最近知りました。お恥ずかしながら(/ω\)

地球上の酸素の85%は、海底の植物プランクトンが供給してくれているのです。

え!森林じゃないの?

これには自分も衝撃でした。

魚とどう関係あるのか?

植物プランクトンは、イルカなどの海の動物の糞を食物にしています。

魚の乱獲によって、海の生態系が崩れ始めています。

新しく生まれてくる魚や海の動物たちの量よりも、漁獲される魚の量の方が多いんです。

このまま乱獲を続けると2048年には魚は絶滅すると言われています。

魚を食べないことも、地球を守る行動の1つになるんですね。

参考:https://www.netflix.com/jp/title/81014008

参考:https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/gallery/101000704/

週にたった1日だけで出来る貢献

ポール・マッカートニー氏がインタビューの中で言われていました。

“多くの人が地球を守りたいと思っている。
特に若者たちが。それは君たちの未来だから。
振り返ってみれば、みんな気付くんじゃない?
「おっと私たちは酷い未来を作っているのではないか」って。
週に1日で地球に良いことになるなら、この活動をやってみたいなと思う。
そして僕たちはイギリスでキャンペーンを始めて、みんなに「週に1日やってみよう!」と宣伝した。
みんな簡単だと思ってくれた。

ベジタリアンになろうって言っているんじゃない。

週にたった1日だけ。

お肉を食べない日を作る。

地球温暖化を緩和するために個人ができることは何か?

それは大きな活動をすることではなく。

身近な食生活を見直すことで出来ます。

「MeatFreeMonday(ミートフリーマンデー)」

とっても気軽にできる取り組みだと思います。

ちなみにこの活動は月曜じゃないといけないって訳ではありません。

MeatFreeMonday以外にも「週に1日、肉を食べない」運動や活動はあります。月曜日や金曜日が多いみたいです。

あなたのライフスタイルに合わせて、好きな曜日、日程で取り組んでみるのも良いのではないでしょうか。

まとめ

「MeatFreeMonday」、素敵な活動だなって想いました。

この活動があるのを知ったのは、赤磐の耕作イタリアンE-Flatさんを訪れた時です。イギリスでこんな活動があると教えてもらいました。

全然知らなかったんですねぇ。いい取り組みだなって思いましたね。

ベジタリアン、ヴィーガン?宗教?なんて壁は作らないでください。そして過度なハードルと感じずに、もっと気楽な気持ちでトライしてみてはいかがでしょうか。

僕もBeatlesは好きです。CDも持っていて、よく聴いていました。

ポール・マッカートニー氏、いつまで経ってもスーパースターですね。

本日もあなたにとって素敵な1日でありますように。

ではではーーーーーー

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ポール・マッカートニー氏へのインタビュー11分バージョンはこちらです。

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【くらがく】ミートフリーマンデーについての講演をさせていただきました! | Plant-Based Cafe PEACH へ返信する コメントをキャンセル

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