おはようございます!CheeseCakeKobo PEACHです!
今日は『牛乳』のお話をしていきます。
僕は牛乳が大好きでした。
特に!エスプレッソと混ぜて飲む『カフェラテ』が一番好きです。
それから牛乳からできる生クリームも。
ショートケーキは苺を最初に食べるか、最後に食べるかって話がありますよね?
あれって、ショートケーキの中で苺が一番美味しい・・と思ってることが前提の話ですよね。
僕は苺の部分より、ケーキの一番端っこ・・側面にたっぷりついた生クリームのが好きでした。
なのですっぱい苺は最初に食べて、最後に端っこの生クリームのとこを存分に愉しみます。
ソフトクリームも大好きです!
それからチーズも。
全部、牛さんの牛乳からできています!!
皆さんも、乳製品お好きですよね?
みんな大好きな『牛乳』がどうやってできるのかをお話していきます。
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その①牛の品種について
牛乳は『乳牛』と呼ばれる「乳」が出る量が多くなるように品種改良された牛です。
白と黒の模様でお馴染みの牛が、ホルスタイン種の乳牛です。
日本でも世界的にも、最も多く飼われている品種です。日本では99%を占めるそうです。
その次に多いのが、茶色い毛並みでやや小柄なジャージー種です。
ホルスタイン種と比べて乳量は少なくなりますが、乳脂肪分は5.25%程度と高いのが特徴です。ホルスタイン種の乳脂肪分は3.5%くらいです。
その②乳牛はいつでも乳がでるのか?
今まで僕は牛のお乳を搾れば、必ず出るものだと思っていました。
実は違うんです。
人間と同じなんです。
出産をして初めて乳が出るようになります。
出産までの期間も人間と同じで、10ヶ月と10日ほどかかるそうです。
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その③乳牛はどれくらい乳がでるのか?
一般的なホルスタイン種で、1日に40ℓくらい出るそうです。
牛乳パック40本分です。
どれくらいの期間、お乳が出るのか?
出産後、約400日間も乳が出るそうです。
すご!!
牛から搾ってすぐの乳のことを『生乳(せいにゅう)』と言います。
その④生乳はどうなるのか?
集乳車と呼ばれる冷蔵タンク付のトラック(タンクローリー)に集められて、牛乳工場へ運ばれます。
工場内での主な工程は・・
工程①ろ過
まずろ過されて目に見えないゴミを取り除きます。
工程②均質化
次に乳脂肪球の均質化を行います。
乳脂肪球とは、生乳に含まれる成分です。直径0.1マイクロメーターから10マイクロメーターと大きさに幅があります。※1マイクロメーターは、1000の1ミリメートル。
それを機会で圧力をかけて、乳脂肪球の大きさを2マイクロメーター以下の細かい粒子にします。
静止状態だと乳脂肪が表面に浮いてきて、生クリームの層ができて分離します。均質化すると分離しにくくなります。
調整牛乳と呼ばれるのが、この均質化した牛乳のことです。均質化のことをホモジナイズ、均質機のことをホモジナイザーと言います。
無調整牛乳とか、ノンホモ牛乳と呼ばれてるのは、この均質化の工程を省いた牛乳のことです。
工程③殺菌
殺菌機で熱殺菌して雑菌を死滅させます。
工程④充填包装
充填包装機で、紙パック、瓶などに充填包装していきます。そして出荷です。
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牛乳ができるまでの過程で疑問に思うこと
ここまでの過程で、気になることや疑問に思うことはありませんか?
今までずっと何も疑問に思うことなく、牛乳を飲み続けていました。
でも牛乳ができるまでの工程を知ってから疑問に思うことが増え、どんどん調べていきました。
疑問①妊娠について
生乳を搾乳するためには、出産を行うしかありません。
ではどのようにして妊娠しているのでしょうか。
基本的には”人工受精”によって、妊娠”させられ”ます。
乳牛は1歳になると妊娠できるようになります。
1歳になって人工授精され、出産します。
約1年間、搾乳されます。
1年近く経つか、「乳」の出が悪くなってくると、再び人工授精です。
人工授精→妊娠→出産→搾乳→1年後人工授精→妊娠→・・・
これをずっと繰り返されます。
オスとの交尾による授精は、基本的にはありません。
疑問②生まれてきた子牛はどうなるのか?
人間の母乳は、赤ちゃんが飲みますよね。
牛の赤ちゃんは、この母乳を飲むことができません。
なぜなら・・僕たち人間が飲むための『牛乳』となっているからです。
製品として売るための生乳を、子牛に飲ませる訳にはいかないからです。
なので子牛は生まれてすぐ、親から引き離されます。その後は人工乳で育てられます。
牧場によっては1ヶ月は母乳を与えて、それから引き離すというやり方もあるようです。
ちなみにですが、乳牛となれるのは『メス』の牛のみです。
では『オス』の牛はどうなるのか?
食用として別の(食用を育てている)家畜場に、引き渡すそうです。
すぐに子牛のステーキなどになる場合も。
疑問③放牧じゃない牛はどのように育てられるのか?
牛は広々とした牧場に、自由に歩き回っているのをイメージしませんか?
そういった放牧で育てらている牛は、ごくごく僅かです。
“つなぎ飼い方式”で飼育されています。
スタンチョンやチェーンを用いて、牛は牛舎に固定されます。
“効率化”が求めれますので、狭い牛舎の中に牛を入るだけ収容します。
体を動かすスペースはありません。
水と餌の飼料をもらい、立つか寝るかだけでその短い一生を終えます。
すべては人間に美味しい牛乳を提供させるためだけに。
日本国内で90%以上の牛は、”つなぎ飼い方式”で飼養されているそうです。
また”フリーストール”と呼ばれる方式があります。繋がれていないけど牛一頭のスペースが区切られている、牛舎を指します。
それから牛舎の中だけ自由に動ける方式を、”フリーバーン”と言います。
その他、酪農について教えてもらったこと
牛の寿命は、だいたい20年くらい生きられるそうです。
しかし乳牛になると、5、6年しか生きられないと聞きました。
毎年、出産を繰り返す度に体が弱っていくようです。
個人的に想ったこと
今まで自分が何気なく飲んでいる牛乳に対して、何の疑問を思ったこともありませんでした。
ましてや、それができるまでの工程を考えたこともありません。
皆さんは牛乳ができるまでの工程を知って、どう感じましたでしょうか?
家畜だから当然ですか?
これからも美味しい牛乳や乳製品を食したいから「仕方のないこと」って思いますか?
僕は疑問に思いました。
これが本当に正しいことなのか?
今は牛乳を飲むのをやめました。
あの大好きだったカフェラテも飲んでません。
今は豆乳ラテを自分で作って飲んでます。
人生で一番好きな飲み物でしたからね。僕にとっては大きな決断でした。
これがもし人間だったら?
生まれてすぐの子どもと引き離され、赤ちゃんに飲ませるための母乳を搾乳され。
母乳が出なくなったら、また妊娠させられて・・。
犬や猫がいじめられてると問題になります。
保健所に殺処分されるとなると動物愛護だと守ろうとしてくれる人たちがいます。
では牛は?
おいおいチーズケーキ屋をしようとしている人間が何言ってるの?
わかります。
だからやめようか、とても悩みました。し、今も悩みがなくなった訳ではありません。
もし酪農がなくなったら、牛たちはどうなるのか?
何が正解かはわかりません。
そこで調べて興味を持ち始めたのが、『山地酪農』でした。
山地酪農については、次のブログでお話します。
※この動画ではつなぎ飼い方式は75%となっています。僕が調べたサイトの数字とは違いますね。また調べてより正確な数値には修正します。今回は申し訳ございません。。
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