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【Story】#5 修業時代④自分のお客様

おはようございます!CheeseCakeKobo PEACHです!

修業時代の駅前編の続きです。

岡山駅前のバル『VIGUEUR(ヴィグール)』で働いていた頃のお話です。

19坪くらいの小さな店舗で、コの字型のカウンターが中心にある”接客”がメインになるにぎやかなバルです。

ここで接客の楽しさを僕は学びました。

ちなみに僕は人と話すのが苦手でした。なのでカウンターで向き合って、しっかり接客する・・というの本当にプレッシャーでしたね。

カウンターで目の前にお客様がいるのに、洗い物に集中する僕にオーナーが

「目の前にいたら、接客しろよ」

と注意を受けていたくらいです。

そこで始めたのがとりあえず一声かける。フレーズも決めていました。

来店された時、最初におしぼりを渡します。

「いらっしゃいませ。お仕事帰りですか?」

「そうです」

「お疲れ様です」

・・・

終了。

これを繰り返していました笑

でも不思議なものでこれを繰り返していると、だんだんと会話のキャッチボールができるようになってきました。

ある日、出張で岡山に来られていたサラリーマンの男性の方とかなり会話のラリーが続きました。店長に

「あれ、知り合い?」

「いや、今日初めての人」

「すげぇ会話続いてるやん!」

って。あの時、嬉しかったですね。今でも覚えてますから。

それから今度は高知県の社長さんと接客させてもらった時のこと。この日も会話が続きました。するとその社長さんから

「君、何か一杯飲めるか?乾杯しようや」

とお酒をごちそうしてくれました。これも嬉しかったですね。お酒が飲めることがじゃないですよ笑

会話が盛り上がってのお酒をいただけるのは、何か認められた感じがして。僕はこれを『勝利の美酒』と名付けています笑

あの時の高知の社長さんのことも今でも覚えていますね。

その後、だんだんとカウンター接客に慣れて来た僕は、どんどんお客様に積極的に話かけていきました。

オーナーに教えてもらった話で「2組のお客様は片方がトイレ行った時が話に行くチャンスだ」

2人組の女性のお客様、1人がトイレに行った際にすかさず・・

「あの、モデルの〇〇さんですよね(もちろん違います。髪型が似てただけ)」

「え、違います」

「あれ、そうなんですか!?おかしいなあ」

みたいな、くっそサブい(←自覚しているので安心してください)ナンパまがいな接客ができるようになるまでにはなりました笑

ちなみにその時のお客様とは、この後も長くお付き合いをさせていただくことになりました。店員として友人として。

そうすると自分のことを目がけて来てくれるお客様も現れ始めます。

これは本当に嬉しかったです。

自慢話になりますが、19坪の小さいお店を自分のお客様で満席にしたことがあります。その当時、ここでのシフトは週末金土のみのアルバイトスタッフでした。

完全に自慢です。ごめんなさい。

でもこれが飲食店で働く楽しみなんだなって、感じましたね。

給料がめちゃくちゃ高い訳じゃないし、肉体労働だし。

でも直接、お客様と接することができる飲食業は、楽しんでもらえたり喜んでkもらえるのをダイレクトに感じれます。

そして人とのつながりも増えたり。

ここで出会った人でその後、友人として今も続いている方、僕が独立した後にいお客様になっていただいた方もたくさんいらっしゃいます。

アルバイトの募集記事に書いてあった

“飲食で働く喜びを教えます”

本当に教えてもらいましたね。

このヴィグールでの経験は、僕の中で飲食に対する向き合い方に大きく影響を与えてくれました。

ヴィグールでの想い出やエピソードはまだまだたくさんあります。

が、修業時代ハイライトではこの辺にしときます。また機会があればお話しますね。

もうすぐ修行の期限、3年が近づこうとしていました。

次はいよいよ独立の準備が始まります。

本日もあなたにとって素敵な1日でありますように。

ではではーーーーーー

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岡山のチーズケーキは『CheeseCakeKobo PEACH』へ。

プレオープンまで41日。

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