2022.10.15
ダムのある山奥。
日も暮れかけ、水も尽き、残りの力も僅かな中・・一歩一歩、自転車を押して足を進めてました。
電波は届きませんが、なんとかGoogleマップは機能してます。
山を進んだ先に小さな集落があるのはわかりました。
まずはここを目指そう。
登坂は続きます。
全然下りらしい下りがない。
森を抜けて、県道が近づいて来ました。
でも(まだ上るんかい)笑
と心の中で呟きながら、県道に辿り着いて、またゆるやかな登坂を歩いていきます。
しばらく歩いた先に集落らしきものを発見!
(やっと着いた!!)
そしてすぐに自販機を発見しました。
「塩!」とにかく塩分を補給した方がいい!!
でも塩系のドリンクは見当たりませんでした。
栄養価の高そうなドリンク・・「ココア!」これや!
チャリン。ガチャン。
ガブガブ・・ココアを一氣に飲み干す。
スポーツドリンクと水2本。
すぐ飲むと言うより、持ってることの安心感で買いました。あとスポーツドリンクには塩分入ってるだろうと。
「もう大阪は間に合わないな・・」
やっと電波も繋がるようになったので、大阪の友人にその旨を伝えました。
残りの氣力で辿り着いたとしても24時過ぎそう。下手すると途中の山で力尽きて野宿することになりそうだなと。
さて、これからどうするか。
野宿するにしてもお腹が空いてるので、どこかで食料を調達したいな。
Googleで見る限り、コンビニは見当たりません。
何とか食料品店、○○商店的なところも行きましたが、情報が古く営業されてませんでした。
しょうがない。野宿するか。
でもどこか泊まれるところはないか、ダメ元で探してみることに。
最初の1軒目に電話・・・繋がらず。
次に別のところに電話。
「はい、Kです」
つながった!!!
「あの、問合せなんですけど、ここは泊まれるところですか?」
「はい、泊まれますよ!」
「あの・・今日って行けます?」
「え!今日ですか?」
(もすごい断られそうな空氣笑)
「今、買い出しに出てて市内にいるんですよね。どうしたの?」
「実は、自転車で名古屋から移動してて、ここで力尽きまして・・」
と事情を説明すると
「わかった。鍵空いてるから入って2階の部屋自由に使ってもらったらええよ」
「いいんですか!?有難うございます!!!」
泊めてもらえることになりました。見ず知らずのものを信用して、入れてもらえることに。
宿に到着。真っ暗闇の中、(ここで間違いないよな)ドアをガチャガチャして・・空いてる!
中へ。階段を探して2階へ。
3部屋ありました。どこにしよ。とりあえずここに
「はぁーーーーーー」
すぐに大の字になって横たわりました。
本当に親切に助けられました。
汗だくで、床が汚れないか心配の中、家主が帰るのを待ちます。
続く。
ではでは!
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