おはようございます!
今日は『物件はご縁』という話をしていきます。
今回は独立開業に関連するお話をする、スタートアップシリーズを始めていきます。
「将来、自分のお店を持ちたい!」
と夢見る方はたくさんいるんじゃないでしょうか。
“こんなお店をやりたい!”
っていうのを想い描きますよね。
さらには”こんな場所でやりたい!”というのもありますよね。
この場所に関してですが、この願いばっかりはやりたい場所が空いていない限り叶えることはできません。
僕も昔、まだ自分がお店をやったことがない頃、”岡山のここでやりたい!”という願望がありました。
その場所にはもちろん別のお店が営業されていました。
2011年4月オープンを目標に動いていたのですが、僕が物件を探し始めたタイミングでなんと!その場所に空きがでると!!
運命を感じましたね!
家賃35万円、広さは30坪弱くらい。敷金5か月。お店を引き払うときに礼金1ヶ月分。現在営業している居酒屋のオーナーさんに権利金200万円。
という条件でした。※記憶が曖昧ですが、ほぼほぼ間違いないです。
権利金というのは、居抜き物件には付き物でそこの内装を買い取るというイメージです。冷蔵庫や厨房機器とかを1から揃えるには、かなりの費用が生じます。
なので物件を手放すオーナーさんからすると、少しでも高く売りたいという気持ちがあります。
予算的にかなりきつかったですが、どうしてもそこでやりたい気持ちがあったので話を進めました。
すると、なんと話を進めようとしたら、家主(ビルオーナー)さんが家賃を吊り上げるという事件が・・。
35万だった家賃が42万に!さらに敷金が5ヶ月→6ヶ月、礼金2ヶ月に!
これは、完全に足元を見られました。
家主さんからすると、見ず知らずの実績のない人間に物件を貸すことに抵抗があります。
せっかく貸すのであれば、長くテナントに入ってもらいたいので、なるべく大手や実績のある人に貸したいという気持ちがあります。
当時28歳、初めての独立開業という僕には貸したくない、ということです。
かなりの予算オーバーです。
それでも、その条件を呑んで話を進めることに。お店をやる前から想い描いていた理想の場所でしたので。
そうすると、自分の体調に変化が出てきました・・。毎日、吐き気が・・。予算オーバー。さらに初めての経験なので、その状況で開業できるのか不安がMaxになっていました。
さらに自分の未熟さが原因で、前のテナントオーナーさんとも揉めました。もう僕が100%悪かったです。不誠実でした。
ということがあり、なかなか物件取得がスムーズに進みませんでした。
その時に誰から教わったか、
「スムーズに決まらない物件はやめておいた方がいい。本当にいい物件(自分に合っている)はスムーズに決まる」
という話を聞きました。
まさにですが、話を進める度にトラブルが起きて、予想外の展開になっていました。
悩んだ挙句、その物件はあきらめることにしました。
やめると決めた瞬間、体調が戻りました。完全に自分のキャパを超えてましたね。
その2か月後、すぐに別の物件が見つかり、それはスムーズに話が進んでいきました。独立に対する不安はありましたが、吐き気が起こるほどの体調不良にはなりませんでした。
なので“物件はご縁”です。
やりたい物件で始めれるとは限りません。お店を始めようと考える時は、ある程度の場所の目途は付けますが、絶対にそこでやる!なんて考え方はしないようになりました。
自分の元に来た話(物件)の中で、どこにしようか?
という心構えになりました。
そしていざ物件が目の前に来た時に、その物件を申し込むかどうかのスピードも大事です。
悩んでいる間に、他の方に借りられてしまう可能性があるからです。
もちろんそうなった場合、“その物件とは縁がなかった”と納得させるしかないです。
とはいえ!不思議なもので、”どうしてもこの場所でやりたい!!”というのは、願いが届くことがあります。
僕自身も決まりはしませんでしたが、やりたい!と思っていた場所へ入れるチャンスが自分のところにもめぐって来ましたから。
またテレビやネットで有名な経営者の方の話で、”願っていたテナントに入れるチャンスが自分に回ってきた”、という話をよく聞きます。
なので強く念じることも大切ですね。スピリチュアルな感じで説明できませんが、本当に奇跡は起きますね。
そして2020年の12月。
僕はチーズケーキ屋を開業する計画を立て、実行に移す準備をしていました。
仲の良い飲食店仲間の友人が、自分のお店を間借りさせてくれることに。
本当にありがたい話でした。僕はお店を開業した経験と閉店させた経験があります。お店を始める、継続させる大変さは身に染みて理解しています。
なのでなるべくリスクを低減した条件で、新しい事業を始めたいと考えていました。
僕が友人のお店の一角を借りて運営したとして、もし食中毒なんかになったり、他のトラブルが起きたりしたら・・めちゃくちゃ迷惑がかかります。
それも覚悟して、やらしてくれるって本当に感謝しかなかったです。
でも自分も”もし迷惑をかけたら・・”という部分でひっかかるところがありました。
その頃、飲食店仲間でアニキを仰ぐAさんから「表町に家賃3万くらいの安いとこあるで」と言われていたのを思い出し、その物件について聞きに行きました。
それで見つけたのが、今回の物件です。
一目惚れでしたね。
友人のお店を借りる場合、圧倒的にリスクがない状態でスタートできます。
・家賃はとりあえず1万。
・スタートは、売れたときだけ販売するのんびり計画だった。
・うまくいかなければ、やめることも簡単。
家賃が安いとはいえ、物件を借りるというのは大きな出来事になります。
それらがよぎって一瞬悩みましたが、”これもご縁だ”と思ってすぐに話を進める決断をしました。
そして何事もなく、スムーズに物件契約は進みました。
僕が物件の中を内覧に行った日、午後から別の人が見に行きますという話が。
僕の方が先にコンタクトをしていたので、僕に選ぶ権利がありました。
僕が決めた場合、その方の内覧は取りやめます、と。
僕はやりますと答えました。
もし、すぐ物件取得に動いていなかったら、別の方に借りられていたかも知れません。
物件はご縁、という話でした。
本日もあなたにとって素敵な1日でありますように。
ではではーーーーーー
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岡山のチーズケーキは『CheeseCakeKobo PEACH』へ。
プレオープンまで61日。
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